“Udatsu” refers to an architectural feature found in traditional Japanese houses. This feature was used for wind proofing, ornamentation, and protection against fire. Houses with udatsu were once common in the Imadate area. The Udatsu Craft Center building is an example of one of these papermaking houses, and was originally built during the Edo period. It has since been restored, and now reflects the area’s rich papermaking heritage.
“卯立”とは、昔の日本家屋に防火や防風、装飾のため取り付けられていた壁のような部分を指します。ここ今立地区には、かつてこの卯立を上げた家が随所にみられました。
江戸時代中期の紙漉き家屋を移築復元した『卯立の工芸館』は、正面に卯立を立ち上げた風格ある建築様式であり、紙漉き家の誇りと心意気を示すものといえます。
Traditional craftspeople perform every step of the papermaking process here, from processing raw materials to drying sheets in the open air. Udatsu Craft Center is the only studio in Japan in which all of these techniques are still performed, start to finish.
伝統工芸士をはじめとする紙匠たちにより、
原料づくりから紙漉き、野外での天日干しまで、
手漉き和紙の抄造のすべての流れが見られる
全国でも唯一の場所です。
At Udatsu Craft Center, you can experience nagashizuki, or Japanese-style papermaking. Using traditional tools and materials, you can make Japanese paper under the guidance of a craftsperson. This is a challenging, yet fulfilling, experience.
卯立の工芸館では、「流し漉き」体験も可能です。
昔ながらの道具・原料を用い、
伝統工芸士の指導のもとでチャレンジする本格的な体験です。
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スタッフが説明・補助いたしますので、小さなお子様も無理なく一緒に体験できます。
1.桁と呼ばれる道具に原料をくみ、均一になるように漉きます。
2.押し花や染料などで好みの柄をデザインします。
3.脱水し、余分な水分をしぼりとります。
4.10分ほど乾燥させて、完成となります。
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パピルス館では、“局紙漉き”という特殊な技法を用いて
『手づくり婚姻届(出生届)』や『卒業証書』などの紙漉きも体験できます。
“局紙漉き”は、お札用の紙を漉くときに使われていた技法で、
この技法で紙漉き体験ができるのは世界でパピルス館だけです。
「卒業証書漉き」では、
伝統工芸士から漉き方を学びながら試し漉きを体験した後に、
透かし文字が入った簀桁(すけた)を使って本紙を漉きます。
自分たちで作る卒業証書は、きっと子どもたちの思い出になるはずです。
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2Fクラフトルームでは、産地ならではの豊富な紙材を活かした
「和紙だるま」や「和帖」づくりなどが体験できます。
■体験料金/600円(一点)~
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■体験メニュー/流し漉き:菊判(66cm×97cm)2枚程度、又は柾判 (44cm×55cm)4枚程度
■体験料金/8,800円(税込) ■予約/お電話よりお問い合わせください