ガリ版画の世界 助田篤郎展 [開催中]

開催期間
2025年04月02日(水) ~ 2025年06月02日(月)
9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日 火曜日
開催場所
越前和紙の里 卯立の工芸館
利用料金
大人300円
※高校生以下無料・障がい者手帳をお持ちの方は半額
※紙の文化博館との共通入館料

繊細な草花のガリ版作品

ガリ版は印刷技法のひとつ。ロウをひいた雁皮紙(原紙)をヤスリ板の上に置き、鉄筆で絵を描きます。鉄筆で描いた部分には細かい孔が空き「透かし」となります。木枠に原紙を張り、その上にインクを塗ります。下に紙を置いて、上からローラーで押さえると「透かし」部分にだけインクが通過し、印刷することができます。

原紙とインクさえあれば、電気がなくても印刷ができるガリ版。1800年代後半から1970年代までは教育や政治、社会運動、文芸、芸術活動などにおいて、情報伝達や表現の手段として使われ、人々にとって身近な存在でした。

助田篤郎氏は助田茂蔵家の次男として生まれ、茂蔵氏から大阪謄写館を引き継ぐと同時に、茂蔵氏の描く野の花の絵を美しい多色刷りガリ版作品にしました。一つの色を表現するために、いくつもの色を刷り重ね、微妙な色彩の違いを表現した作品は多くの人に愛されています。

本展覧会では、特に初期の頃の作品「さいはての花シリーズ」や「野の花シリーズ」を中心に展示いたします。
助田篤郎氏が表現した約60点のガリ版作品をぜひともご覧ください。

◼️助田篤郎(すけだあつお)

1945 助田茂蔵家の次男として生まれる
1974 インドへ放浪の旅に出る
1975 帰国後、兄憲亮の工房にてシルクスクリーンを習得
1980 父茂蔵を手伝いながら共に「野の花孔版画」を完成
2012 福井市・鯖江市で特別展開催
2022 逝去(享年68才)