越前和紙縁起細工「神紙からの贈りもの」2024 [開催予定]

開催期間
2024年10月04日(金) ~ 2024年12月23日(月)
9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日 火曜日
開催場所
越前和紙の里 紙の文化博物館
利用料金
大人300円
※高校生以下無料・障がい者手帳をお持ちの方は半額。
※卯立の工芸館との共通料金。

古典的な使われ方ではなく、新しいカタチで和紙に親しむ

「神紙からの贈りもの」は、日本伝統の吉祥紋様をモチーフに今の暮らしに通じる幸せのカタチを贈ります。
日本では古来より「白い紙は神に通じる」万物を清めるものとされ、神仏に祈りを捧げる神聖な行事や日々の暮らしの中で用いられてきました。
この白い縁起細工は1500年の歴史を持ち、「紙の神様」を祀る越前和紙の里で、伝統の技を今に漉き継ぐ産地職人の方々の和紙を用いて仕立てたものです。
混迷し続ける時代に、「神紙からの贈りもの」は、「The village of the Paper Goddess 越前和紙の里」から「Well-being 幸せへの願い」をあなたに届けます。

今回の展示は福井県出身の山本一惠氏がペーパークイリングの技法を使って制作した越前和紙の縁起細工を展示いたします。
和紙の丈夫でしなやかな特性を活かし、吉祥文様をモチーフにした立体的な縁起細工にしたてました。
また、「神紙 カミガミから生まれるカタチ」「越前の里 今昔物語」「くらしと四季の飾りたち」「幸せを運ぶ贈りもの」の4つのテーマに沿って越前和紙縁起細工の作品をご紹介いたします。

◆作者プロフィール◆

山本一惠 やまもと かずえ
福井県福井市出身 福井県工業技術センター(主任研究員)
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業務を通じ、越前和紙や漆器をはじめとする伝統工芸の素材や技法等に興味と知見をもつ。
数年前よりライフワークとして、ペーパークイリング(紙を巻き、装飾する技法)などの紙細工・加工の技法を習得。
越前和紙素材の可能性と暮らしへの提案を発信する創作に取り組む。国の重要無形文化財 岩野市兵衛氏御一家とのご縁により、
「越前生漉き奉書」の端紙を用いた作品づくりをはじめ、産地職人の方々との交流を深めている。
2021年 越前和紙の里 紙の文化博物館主催「神と紙遊び展」開催
2023年 岡本神社・大瀧神社「十一面観音菩薩」縁起飾りを奉納等、越前和紙の里の展示企画や製品開発に携わる

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◆ワークショップのご案内◆

ペーパークイリングの技法を用いた和紙細工のカードを作ります。
ワークショップ後には、山本一惠さんとともに展示をご案内いたします。

【日 時】 11月16日(土)13時〜16時
      12月1日(日)13時〜16時
【会 場】 紙の文化博物館
【参加費】 各回3,500円(税込)※入館料・道具代・材料費込み
【定 員】 各回5名(要予約)
      紙の文化博物館までお電話ください。
      TEL:0778-42-0016