福井発の財政政策と越前和紙
太政官札(だじょうかんさつ)は、日本で初めて全国的に通用する紙幣でした。
この紙幣の発行を建議したのは、福井出身で明治新政府の高官であった由利公正(ゆり きみまさ)です。
この政策には、由利が福井藩士だった頃に行った財政政策の実績が活かされています。
由利による財政政策を支えた太政官札、その元となった福井藩札の用紙は、共に越前和紙の産地で漉かれていました。
この展覧会では、当館所蔵の歴史資料とともに、越前市所蔵の「越前和紙の製作用具及び製品」(国指定重要有形民俗文化財)の中から、紙幣の製造に使われた道具を中心に、由利の政策を紹介します。
※都合により展覧会会期を4月6日までに短縮します。
何卒ご了承くださいますようお願いいたします。
開館時間 午前9:30~午後5:00(入館は午後4:30まで)
休 館 日 火曜日
展覧会に関するお問合せ 越前市産業政策課(0778-22-3047)
施設に関するお問合せ 紙の文化博物館(0778-42-0016)